目の前を女が一人横切った。いや、横切ったというより、飛んでいった、という方が正しい。動体視力は良かった、のは昔の話。今は違う。しかしその、瞬間見えた確かな暖色の髪に覚えがありすぎて、ッチとしたうち一つ、ドフラミンゴ、壁さえもぶち破ってまだ止まらぬほど、強力な蹴りを食らったらしいその女の姿を追った。
聖地マリージョアの、政府の建物。円卓会議というか召集でもなければ近寄らぬ七武海、しかし最近ドフラミンゴ、この派手な色彩の男はよく訪れる。その目的、が先ほど吹っ飛んでいった女というのは最早周知の事実である。知られているから何かどう変わることもないが、それを公言することで、多少なりとも何か変化があってくれれば良いと、打算が皆無だったわけでもない。
ガラガラと壁を崩してやっと止まった。その瓦礫をひょいっと覗き込み、ドフラミンゴは眉を顰める。崩れた瓦礫の下からは赤い血がだらり、と染み広がってきた。
「オイ、やりすぎじゃねぇのか」
「海の屑、犯罪者に責められる覚えは一切ないが」
ぽつり、と呟いた言葉は背後から答えが即答で返っていた。コツン、と軍靴の音一つ。振り返れば帽子にフードという、これでも身なりには気を使うドフラミンゴからしてみれば正気を疑いたくなるような奇妙な格好の海軍将校が光を背に立っている。
「人の女になんてことしてくれんだ」
大将赤犬サカズキ。このマリージョアに海軍本部の大将殿がいるということは珍しいのだが、しかし、別に不思議なことではない。
「何を勘違いしているのか知らんが、それは私のものだ」
腕を組み、いっそ優雅とさえいえるたたずまいでサカズキは瓦礫の下を一瞥した。血の流れは止まっている。しかしうんともすんとも言わぬ状況。容赦なく蹴り飛ばしたのだから当然である。
ドフラミンゴの額に青筋が浮かんだ。
「テメェこそ寝惚けてんじゃねェぞ、今日の太陽が昇った瞬間から一週間、ソイツは俺のものだ」
七武海入りした条件の一つ。定期的にを自分のところによこすように、と、それは世界政府とのはっきりとした約束事だ。しかし今のところ、が自分からドフラミンゴのところへ行ったことはない。いつもいつもいつもいつもいつも、この男が、目の前の大将が色んな理由を付けてに怪我をさせ動けぬようにするるものだから、迎えに行かない限り会う事も出来ない。普段のドフラミンゴであれば、というか、そんな状況にされたら違反じゃないのかと暴れられても文句はないはずだが、ドフラミンゴ、今のところ問題にしたこともない。
「“条約”か。くだらんな、触れることすら、貴様のような海賊風情には本来許されぬことだというのに」
「世界の平和の為にこのおれが必要なんだろう?正義の海兵さんよォ」
ゴォォォオオと、互いの覇気がぶつかり合う。しかし、それは一瞬だった。威嚇、ほどの意味もない。長引かせれば確かに、大将VS七武海という良い見物だったろうが、ドフラミンゴの背後には今がいる。か弱い、とても弱々しい生き物。化け物並みの強さを持つ二人の覇気に当てられて無事でいられるわけもない。直ぐに覇気・殺気の類を収めれば、赤犬とて続けることはない。ただ不快・不機嫌を前面に出しドフラミンゴを睨みつける。
「ならさっさと連れて行け」
瓦礫の下から流れる血に何か思うことはないのか。ドフラミンゴ、自分とてロクな生き物ではないという自信があるが、この男、正義の海兵とコートにでかでかと主張されている生き物ほど酷いことをしたことはないと、それこそ自信を持って言える。まぁドフラミンゴからすれば、たとえ罪もない一般人を虐殺したところで酷いこと、というほどの認識もないからこそだろうが。
サングラス越しに赤犬を睨みつけ、ドフラミンゴは口元を歪める。
「テメェにゃ一度言ってやりたかったんだが、大将サカズキさんよォ、」
「余計な事、言わないで」
ガラガラガラと、瓦礫が崩れる。けほり、と小さく咳を一つしただけで、けろり、とした様子のがしっかりした足取りで立っていた。
「、」
「鳥は黙ってなよ。サカズキはぼくに何をしてもいいんだよ」
見れば傷も何もない。ところどころ衣服は擦り切れていたりはするが、体は無傷。おそらくドフラミンゴがサカズキと言葉を交わしている最中に集中して治したのだろう。気を使わせた、とドフラミンゴは胸中で悔やむ。の体は傷を負っても、それが冬薔薇の戒めでない限りは自動的に時間、事象が「なかったこと」になる。しかし今日のようにドフラミンゴの邪魔をするためにサカズキが少々本気で折檻をしたのなら普段どおりの現象で容易くなおるはずもない。恐らくは、ドフラミンゴとサカズキを止めるために(どちらが危うくて、どちらを庇うのか、それは、判りきっている)無茶をしたのだろう。
「サカズキ」
はドフラミンゴとサカズキの間に入り、その青い目をサカズキに向ける。無表情の男、腕を組んで見下ろした。
「行ってくるよ。いい?」
「好きにしろ」
「そうだね、ありがとう」
短い会話。ばっさり切り捨てるようにサカズキが言えば、は小さく笑って、俯く。が礼を言う必要も、後ろめたくなる必要も本来はないはずだ。だというのに。
「行こう、ドフラミンゴ。乗りたくないけど、船だよね?」
すっと、ごく自然な仕草でドフラミンゴの腕を取り歩く。姿こそ幼い子供そのものだが、これで随分長い時間を生きている。時折、人を庇うことが妙に上手い。
船に乗り、ドフラミンゴの部屋の寝台にどさり、と倒れこみ、が呻いた。
「医者は?」
白いシーツがじわり、と赤く染まる。やはり上辺だけ、傷口を塞いだに過ぎぬよう。ばたんと閉じた扉、船は間も無く出港する。は苦しそうに眉をしかめて、腕を突っ張り半身を起こした。
「いらない。あ、でもウンケにミルクはあげないと。ある?」
「酒なら」
「死ねよ」
いつもの調子、出てきたようだ。ドフラミンゴは普段どおりの奇妙な笑い声を立てて「冗談だ」と一言言うと備え付けの棚からミルクの入った瓶を一つ出した。を船に乗せる以上、必要になるとは知っている。ウンケとは本来屋敷蛇のことを指すが、の言う「ウンケ」とはトカゲのことだ。の肌に、普段は刺青のように刻まれている、蜥蜴のこと。
白い、少し深めの小さな皿になみなみとミルクを注ぎ、に渡す。壁に背をつけたは受け取って、するすると服を脱ぎ始めた。薄いキャミソールと下着だけとなり、シーツの上、皿を器用に載せて膝を立てた。
ベッドの脇に腰掛けていたドフラミンゴと視線が合うと、、にっこり笑った。
「ぼくが動けない間になんかしたら、死んでね」
「フッフッフフ、殺す、じゃなくて死ね、か。自主的にかよ、オイ」
「キミにネクロフィルの気がないことは知ってるけどね。念のため」
ドフラミンゴの言葉など聞いてやしない。サクサクと一方的に言い放ち、の体から力が抜けた。そしてその白い腹から、ひょっこりと這い出てくるのは青い尾のlキラキラとしたトカゲだ。
きょろきょろとあたりを見渡し、目当ての皿を見つけるとするする蜥蜴歩き、皿のふちからミルクを飲んでいく。
奇妙な光景。最初に見たときに、これがの本体なのかとそう思ったが、どうやら違うらしい。このトカゲ、ウンケがミルクを飲むと、の体が治る。どういう仕組みか、因果律とそういうものらしい。ウンケが死ねばの死ぬ、それは古代の術か何なのか、それはドフラミンゴの知るところではない。しかし、今ぴくりとも動かぬ、意識はあるらしい。ウンケは動力源と、そういうことなのだろう。目も、耳も問題なく動いている。しかし、動けぬのだと、そう言う。つまりウンケが死ねばは、やはり意識はそのまま体にあるのだろうが、動けぬようになる。それは死ぬのと同じことと、そういう意味での「死」なのだ。だから、サカズキと同じ位置に立ちたくて、今ここでドフラミンゴがトカゲを踏み潰したところで、それで何が変わるわけでもない。
「おい、蜥蜴サンよォ」
ぺろぺろと紫の舌を出してミルクを飲む蜥蜴を眺め、ぽつり、とドフラミンゴは口を開く。トカゲは一度ちろりとドフラミンゴを見たが、それ以上はない。
別に何か言いたいことがあったわけでもないのでそれはそれ。ドフラミンゴ、ぽりぽりと頭を掻いて、ベッドに寝転がった。ばふっと、妙な音。大きなベッドではあるが、振動で皿が揺れた。こぼれぬよう注意を払った自分に、ドフラミンゴは今更だがなんだか、おかしくなる。
違う意見は利用してねじ伏せろ、が信条のドフラミンゴ。残虐非道なんて朝飯前だ。というか、海賊になりたくて海賊になったわけでもない。自分のしたいこと、やりたいようにやっていたら、海賊だった。気付けば七武海。それはいい。別にいい。しかし、妙なのは、この女、いや、部類としては少女とされる、この、に自分が心底惚れてしまっていると、その点。悪魔の実の能力者たちがこぞってを求めるのは知っている。それが、業だ。それはいい。それは、知っている。しかしドフラミンゴは、というよりも、超人系、そして肉食以外の動物系はその欲が沸かぬ。だからドフラミンゴがを心底想う心、それは悪魔うんたらではないのだ。
ごろり、と寝返りをうち、枕元の壁に背をつけて動かぬを眺める。薄く目を開き、半開きになった脣の、美しい死体。
「……」
ちょっと思いついて、白い皿をベッドの下へ移動させる。トカゲはするすると皿を追い下へ降りた。自由になった寝台広々と、ドフラミンゴはの体を抱き寄せ、腕に収める。
柔らかな体。ウンケがミルクを飲んでいるからか、傷も治り、血色も良くなってきている。触れて、間近で確認し、そっと息を吐いた。
そのまま首のチョーカーを外せば、首の左側、耳の下の辺りに真っ赤な薔薇が咲いている。紅、深紅の薔薇。抉り剥してやりたいとふつふつ憎悪が沸いてくるが、無駄なことはせぬ主義である。変わりのように首筋に口付けて、薔薇の直ぐ近くに紅い徴をつけた。
そのまま髪を梳かし、瞼に触れ、脣に触れる。劣情など沸かぬ、この体に興味はない。抱こうとすら思わなかった。いや、を抱きたいとは思う。この青い大きな目に自分だけを映させ、紅い脣で自分の名を呼ばせ求めさせることが出来れば、どれほど嬉しいか。しかし、この体に興味はない。
「この世の至極の苦痛を味あわせられたいのか、この、ハデ鳥」
「フッフフフ、愛してるぜ、」
遊んでいるうちにトカゲが戻ったらしい。じろり、と睨みつけられ、ドフラミンゴは声を上げて笑う。先ほどまでのぼんやりとした表情は嘘のように、今は心底ドフラミンゴを毛嫌いするの顔。幼い顔を険しくしかめ、身動きこそしないものの、今直ぐ話さなければ殴り飛ばす、くらいのことはするだろう。
「さっき助けてやったんだからこれくらいいいじゃねぇか」
いいながらもひょいっと、大人しく離れる。両手を上げて何もせぬ、と主張。そのままベッドから降りて離れれば、が起き上がって衣服を着始める。首をさすり、眉を顰めた。
「このバカ、本当、君は死んでくれればいいのに。なんてことしてくれるんだよ」
「フッフフフフ、いいだろ?それとも動かけねぇテメェに突っ込んだ方がマシだったか?」
「まだそっちの方がいい。―――全く、サカズキが、怒る……」
困ったような、疲れたような顔。再びチョーカーで首を隠し、きっとドフラミンゴを睨みあげる。幼い顔の、勝気な瞳。可愛らしい、とそれ以外に思うことはない。
「なにもしないでって、ぼく言った」
「頷いた覚えはねぇぞ」
「ドフラミンゴ、ぼくに一生罵られたい?」
「毎朝毎晩お前の声を聞けるっつーならそれでもいいぜ」
ひゅん、との腕が動いた。デッキブラシが遠慮なく、ドフラミンゴの寝室の壁を破壊した。
「この船沈めるよ」
「フッフフフフ、こりゃガレーラ製なんだがなァ」
「え、ホント?」
途端きょとん、と幼い顔がもっと幼くなり、先ほどの不機嫌さ、不快さはどこへ消えたのか機嫌がよくなり、ひょいっと寝台から降りる。
「と、っとと」
「オイ、まだ本調子じゃねぇなら無理すんじゃねぇよ」
「煩いよ、鳥は黙ってね。ふぅん、これガレーラの船なんだ。ふふ、鳥もたまには良いことするねぇ」
楽しそうにひょこひょこと船室を眺める。ちなみに嘘ではない。ドフラミンゴの本船はこれではないが、を迎えに行く時は大抵ガレーラの作った船を使う。七武海の名、こういうときは便利である。あのロブ・ルッチに作らせるのはとても楽しかったと、そこはドフラミンゴも、まぁ、恋敵に容赦する理由はない。
「うん、いいね。さすがはガレーラ、アイスバーグくん。あ、なんか会いたくなってきた」
「一週間はいてもらうぞ」
「うん、この船の中ならいいよ」
「……ちょっと待て、おれの予定はどうなるんだ?」
一応今回をどこに連れて行こうとか、そういえばベラミーにゃまだ会わせてなかっただろうかとか色々考えていたのだが。、にっこり微笑む。
「鳥の意見なんて聞いてないよ」
いつもの調子、いつもの声。容赦のない、ドフラミンゴは声を上げて笑い、ぐしゃぐしゃとの頭を撫でた。
「ちょ、触らないでよ。ハデなのがうつる!」
「うつるかよ、フッフフフフ。腹は減ってねぇか?何か持って来てやるよ。何なら何か作ってやってもいいぜ?」
「サカズキとルッチくんが作ったもの以外食べない」
「あの女海兵は?確か、魔剣とかいう…」
「それは別。あとね、海賊の作ったもの食べたらお腹壊すってセンゴクくんが」
あの野郎余計なことを吹き込んでるんじゃねぇ、と、ぼそりと思う。いや、もう本当なんであれが仏とか呼ばれているのか。あれが仏なら自分なんか菩薩だ。マジで裏切ってやろうか、ぶつぶつ文句を口の中だけで言っていると、ひょいっと、がドフラミンゴのサングラスを外した。
「おい、」
「馬鹿なんだよ、鳥は。本当、死ねばいいのに」
久しぶりに露になる、目。室内だが、ドフラミンゴには少々、キツイ光に目を細める。はぎゅっと、脣を噛み締めた。はっきり見えたわけではないが、気配でわかり、ドフラミンゴはいつものように笑う。
「フッフフッフフフ、そんな顔すんじゃねぇよ。押し倒すぞコラ」
「後悔、してない?」
「してねぇよ」
「無駄だったのに?」
ドフラミンゴの視力は、現在驚くほど、低下している。昔は、と出会う前は、良かった。海の向こう、どこまでも見通せるのではないかと言うほど、よかった。しかし、今は殆ど、ない。
「無駄なことをした覚えはねぇな」
「でも、」
手に入れようとした、のだ。ドフラミンゴ、を知り、その背後のサカズキの、冬薔薇の能力を知り、それを手に入れようとした。対価が必要ならと、差し出したのが視力だったが、足りなかった。ただ、奪われただけ。ドフラミンゴは新たな刻印を見出すことも、何もなかった。
それをは未だに気にしているのだ。もう随分と昔のことだというのに、こうして大人しくドフラミンゴの所にいるのは、おおよそこのドSな少女に似合わぬ、負い目かららしかった。
「いくらお前でも、このおれのすること口出しするんじゃねぇよ。、おれはまだ諦めちゃいねぇからな。何度だって、機会が来れば手に入れてやる」
冬薔薇、冬の刻印。古の遺産。遙か昔、もう千年も昔に魔女の庭で咲いたという冬の薔薇。その力があれば。
「ドフラミンゴは、いいよ。そんなの、持ってなくていい。あれはサカズキだけが持っていればいいんだよ」
「おれはあの野郎が気にいらねぇ」
「ふふ、ふふ、サカズキのこと悪く言ったら殺すからね?」
やっとはサングラスを返した。再び目を開き、ドフラミンゴ、少し困った顔をしているを見下ろす。
正直、に殺されるならいい。寧ろ殺されたいとすら思う。自分はMではなく、どちらかとえいばSだろうが、になら殴られようとけられようと、殺されようと、本望だ。だが、サカズキが絡んでいる、というのが気に入らない。仕様のないこととはいえ、気に入らぬ。ひょいっと、その小さな体を抱きしめ、肩に顔を埋めた。
「ちょ、え、何!?」
「フフフッフフフ、悪いな。急に眠気が」
「嘘つけぇっ!ちょっと、ぼくに何か持ってきてくれるっていう話は!!?」
「腹減ってんのか」
「いや、全然。って、ちょ、なんでぼくずるずるベッドに連れてかれてんの!!?」
「お前も寝ろ」
強制!?まだ昼だけど!!と騒ぐの声は、まぁ聞こえる。別に本気で眠いわけではないのだが、昼寝には丁度良い時間。ずるずるとをベッドに押し込んで、ごろりと横になる。小さなの体はすっぽり抱きこんでしまえば出ることも出来ない。
「そろそろ黙れよ。船の上で昼寝なんて贅沢じゃねぇか。しかもこのグランドラインでだぜ?」
「そうだよねぇ、普通正気を疑うよねぇ、知らないよ、突然海が荒れて船が沈んでも」
「心配すんな、俺の部下に役立たずはいねぇよ」
「ガラは悪いよね、全員」
「チンピラはいねぇ」
「自分はチンピラなのに……?」
なんだかんだと言っていると、次第にの目がうとうとと落ちてきた。普段眠りにつくことはあまりないだが、強制回復などで体力を消費しているはず。ぽんぽんと背中を叩いて暫く、やがてコトン、と、眠りに落ちた。眺めてドフラミンゴ、くつくつと笑う。船は永久指針に従って真っ直ぐ水の都に向かっている。七日も掛かる旅ではないが、ゆっくりゆっくり向かう予定。途中海賊にでも襲われぬ限り問題などなにもないだろう。
ちなみにこの船、海賊旗は掲げていない。襲ってください☆的な雰囲気のある船。確信犯である。どうせ長い船の旅、どこぞの海賊に襲われた程度でどうにかなることは万が一にもありえぬドフラミンゴ、余興程度に海賊船でも襲ってくればが楽しめるだろうと、今頃マリージョアを出て海軍本部に戻っているであろうサカズキが知れば憤慨しそうなことを考えながら、自身も目を閉じた。
Fin
何気にドフラミンゴ初主演。
最近「小説が書けない病」が発病してます。あっはははー、笑っとけ。